2021-01-01から1年間の記事一覧
たき (126.157.115.6) 2021-12-24 09:54:37 行為が人々を世界を作るというのは、大雑把に言えば世界中の人が良い心で生きていれば悪いことは起こらないということでしょうか? それならそれは即時に起こる訳ではないし、現状不可能なので理解が難しくなって…
勉強中の僧侶 (59.133.148.58) 2021-11-30 08:56:17 はじめましてショーシャンクさん。 四念処に関してネットサーチしていたところ、 このブログを偶然発見しまして、貪るように読み込みその見識の広さ、聡明さに感嘆しております。 私は天台の僧侶で勉強中…
来年から、やっと宗教的な生活に入ることができそうな気がします。 自費出版の原稿を一応、出版社に送ることができました。 契約では、今年末までに原稿を出して、その半年後に出版という段取りですので、今年末までに加筆や添削をしていきたいとは思います…
【法然】 善人尚以往生況悪人乎事《口伝有之》 私云。弥陀本願 以自力可離生死有方便 善人ノ為ヲコシ給ハス 哀極重悪人 無他方便輩ヲコシ給。 然菩薩賢聖 付之求往生、凡夫善人 帰此願 得往生、況罪悪凡夫 尤可憑此他力云也。 悪領解不可住邪見、譬如云為凡…
高原 (60.153.108.172) 2021-11-11 16:46:04 ショーシャンクさん、こんにちは。 たきさんの投稿を読みながら考えていました。 たきさんの疑問における「無記」についてはショーシャンクさんのおっしゃっている通りだと思います。 スッパニパータは、「歎異抄…
たき (153.193.67.30) 2021-10-16 05:58:32 最近中村元さんの原始仏典を読んでいるのですが、ちょっとした疑問がわきました 本文にもある通り『解脱に赴かず、涅槃に赴かない』としてあえて語らないことも多かった仏陀ですが、仏典の中には地獄や前世、梵天…
歴史上の仏陀は、矢を抜く最上の人でした。 苦と苦の消滅のみを説いてきたのです。 仏陀は、眼耳鼻舌身意とその対象の色声香味触法を『一切』としました。 そして、 一切は無常である 一切は苦である 一切は非我である 一切は燃えている としました。 ですか…
アラシというのは、基本、承認欲求のみで他の人のホームページなどに書き込みします。 自分の意見にしか興味がない人たちです。 ですから、自分勝手で、他人の質問にまともに答えることがありません。 その掲示板の主催者が真摯に質問した場合は誠実に答える…
相応部経典に『一切』が説かれたものがあります。 「それは、眼と眼に見えるもの、耳と耳に聞こえるもの、鼻と鼻ににおうもの、舌と舌に味わわれるもの、身体と身体に接触されるもの、心と心の作用、のことです。これが『一切』と呼ばれるものである。」(SN…
『縁起』ほど、歴史上の仏陀が使っていた意味とかけ離れた使い方をされている言葉は少ないでしょう。 縁起とは、それに縁って起こるもの、つまり原因のことです。 スッタニパータにこうあります。 650 生まれによってバラモンとなるのではない。生まれによっ…
大乗仏教はなぜ興ったのか、これは仏教史上、最大の謎です。 かつての私のように、大乗仏教の国で生まれ育った人のほとんどは、あまり気にもかけないこと、謎とも思えないことでしょうけど。 これを謎と思える人は仏教史に非常に詳しい人を除くとまずいない…
石飛先生が、マニカナで次のように書かれていました。私の名前が出ていることもあり、これにつき、コメントします。 ↓↓↓ ※※※※※ 私は、この「蛇喩経」について、ふつうの解釈よりもっと非常に厳しいことが言われているのではないかと思っています。以前、ショ…
『天上天下唯我独尊』と言う言葉は、仏陀が成道してから初めて遇ったウパカに対して答えたときの偈から来ています。【われは一切勝者、一切知者である。一切の法のために縛せられず、すべてを捨てて、渇愛尽きて解脱した。みずから覚りて誰をか師といおう。…
さて、どのような宗教であれ、その教義や体験が自我に取り込まれより強固な自我を形成することを見てきました。 私が言う『自我』とは、『私という中心がある』『守るべき中心がある』という思い込みのことです。 なぜそれがあるといけないのでしょう。 無量…
ネットでもリアルでも、ずっと感じていたことがあり、それは宗教をするとかえって人が悪くなることが多いということです。 ヤフー掲示板では、私は、株式板や映画板にいました。株の世界などは大金をやり取りする戦争であり魑魅魍魎が跋扈しているイメージが…
中部経典『火ヴァッチャ経』には、十無記について説かれています。 また、それに関連して、ヴァッチャ遍歴行者は、仏陀に『心が解脱している比丘はどこに生まれかわるのでしょうか?』と聞きます。 仏陀は答えます。 如来について述べようとする場合、色によ…
たき (153.193.67.30) 2021-09-14 20:31:19 確かにそうですね。寺などに行ってちゃんと対話してみたいと思います。 しかし、仏教の教義についてここまで詳しく書いてくれるブログは本当にありがたいです。 私の中の多くの疑問に答えが出たのも事実です。 こ…
有名な毒矢の喩えが出てくる仏典が『小マールキヤ経』です。 そこで『十無記』も出てきます。 その中の4つは、tathagata が死後も存在するかどうかという問いです。 tathagata は死後存続する tathagata は死後存在しない tathagata は死後存在し、また存在…
たき (153.193.67.30) 2021-09-12 12:38:00 丁寧にありがとうございます。無記に失礼しました。 有であれ無であれ認識それが記憶の束になり、自己同化が成されるという認識であっているのでしょうか? しかしそれではどちらでもない、無記という認識もまた記…
業=kamma とは、身・口・意の行為 のことです。 身・口・意の3つの業を、それぞれ、身業、口業、意業と言います。 この3つの業は、思業と思已業に分けられます。 思業とは思いが内にあって外に現われてないものであり、意業のことです。 思已業とは、思い…
たき (153.193.67.30) 2021-09-10 13:50:05 >自我の洞察、自我の成り立ちを洞察することなしには、自我の滅はあり得ないのです。 自我の滅とは、『私という中心がある』という思い込みを滅することです。 『私という中心がある』という思い込みを滅するには…
くり (58.188.137.2) 2021-09-07 21:55:16 ショーシャンクさま こんばんは。 ショーシャンクさまのmoha(痴・迷妄)に関するお話、恐ろしくお聞きしました。 身の毛もよだつていう感じですが、仰るようにこれがわたしたちの住んでいる現実社会の姿ですよね。…
くり (58.189.38.141) 2021-09-05 21:39:43 ショーシャンクさま こんばんは。 >ragaに対しては、四諦、つまり苦を見ることが最も効果があるように思えます。 >愛着する対象に縛られることが苦であると本当に見たときに、依存から脱することができます。 こ…
たき (153.193.67.30) 2021-09-05 08:00:43 ありがとうございます! 大変勉強になります。 最近法事がありお坊さんとお話しする機会がありました。 彼は海外に行ってボランティアをしたり、児童養護施設のようなものを作っていると言ってました。 それは良い…
くり (58.188.173.251) 2021-09-04 19:43:57 たきさまの質問と、ショーシャンクさまのお答えに感謝申し上げます。頭の中がスッキリしました!! くりさん、おはようございます。 不善の法の捨離は、仏陀の教えの最初に来るものです。 それでは、善法とは何で…
とある禅愛好者 (182.165.187.188) 2021-09-03 08:56:07 >禅愛好者とのことですが、それであれば、数多くの禅者を近くで見ることも多いでしょう。 >はっきりいって『あれ?』と思うようなことはありませんか? >普通の人より人格が低劣だな、とか。 私は…
たき (153.193.67.30) 2021-09-03 08:57:54 不善の法とはなんでしょうか? 不善の法とは、kamma=身口意の行為 のうち、智慧を弱め、心を縛り、蓋をして解脱涅槃という自由な境地から離れさせる、そして後に苦果をもたらすもの、ということです。 貪・瞋・痴…
最近の事件、硫酸事件や東京の女子高生殺人事件などを見ると、これからはますます気をつけなくてはいけない時代に日本は入ってきたな、という感想です。 2年前から言っていることですが、これから日本の凋落が鮮明になってきます。 水素立国になるという復…
とある禅愛好者 (182.165.187.188) 2021-09-01 20:52:14 座禅における神秘体験は、魔境といって切り捨てるものと聞いています。 神仏と会ったというのは妄想なんだそうです。 しかし名僧・高僧の悟り体験を読むと、悟り体験は凄いものだという話が多いように…
>>農作業が修行であると考えるのが、禅では? >>だから禅では、農業に専念できるはずです。 これは百丈から始まった考えです。 それまでは、仏陀の戒律を守っていたために、出家者は農作業はしませんでした。 農作業を座禅修行をしないときに作務として…