三明が導いたもの

菩提王子経の三明の箇所を簡単に訳していたサイトがありましたので転記します。 ⬇⬇⬇ 「確かに、私は、比類のない苦行を修めた。 食を止めて、私の体は骨と皮ばかりになった。 呼吸を止めて、私の頭は砕け散りそうになった。」 「しかし、そうして、悪業を落…

日本仏教の『縁起』

芳和さんが返事をしてくれたようです。 こうあります。 ⬇⬇⬇ 一切皆苦・諸法無常・諸法無我・涅槃寂静仏教の四法印という旗印。何となく、そこに真実の光を見ていたが、本当だった。数限りないご縁に照らされて生きているから無我なんだ。私が生きているので…

日本仏教はどこに行き着く?

マニカナで、相変わらず芳和さんが大活躍中ですが、そこに日本仏教の問題点が浮き彫りになっていると思えますので、それを取り上げてみたいと思います。といっても、芳和さんの投稿は仏教解説書のコピペがほとんどですが。 これも松原泰道の本からの引用のよ…

大乗仏教がインドで流行らなかった理由

グレゴリー・ショペンの『インドの僧院生活ー大乗仏教興起時代』は、私たちが常識としていた仏教史のイメージを根本から覆す画期的な本です。 私たち、大乗仏教の国日本で生まれ育った者にとっては、紀元初頭から起こった大乗仏教はその教えの優秀さからすぐ…

日本仏教のいい加減さ

マニカナで内山興正という仏教者をさかんに引用している人がいたので、ずいぶん前に買ったその人の著書をさらっと読んでみました。内山興正という人の本を買ったことすら全く忘れていましたが。 その本の中で書かれている釈尊のエピソードを読んでのけぞりま…

四念処の順序の意味

四念処の、身⇒受⇒心⇒法 について ①身=肉体 この肉体を無常であり(生じたものは必ず滅すると言う意味です)衰滅するが故に苦であり、私ではない、と観じます。 ②受=感覚 肉体があれば感覚が生じます。 受=感覚には、痛いなどの不快な感覚、苦の感覚(これ…

四念処の『法』

斑鳩の里 (124.143.129.212) 2021-01-14 14:02:07 新年明けましておめでとうございます。 いつも拝読しております。 ショーシャンクさまの文章はどれも真理に迫っており貴重な内容だと日頃より感じています。 今日のお話の中で、「記憶の束」という言葉がご…

悟って7日目に十二縁起を観じた理由

仏陀は、このように、宿住智、天眼智、漏尽智の三明によって、菩提樹下で悟りを開きました。 そして、菩提樹下において、7日間、結跏趺坐したまま解脱の楽しみを味わっておられました。 7日目の夜に、仏陀は十二縁起を順逆観じます。 十二縁起は、宿住智と…

漏尽智とは

わたしは煩悩の漏出を消滅し尽くして、煩悩の漏出のない、こころの解脱(心解脱)と智慧による解脱(慧解脱)を現世において自ら知り、体現し、到達している。 さて、いよいよ漏尽智です。 宿住智や天眼智によって、四諦の理法が導かれていきます。 四諦の理…

天眼智とは

私は欲するままに、清浄であり人の能力を超えた天の眼によって、死につつあり再生しつつある生ける者たちを見る。 劣っている者、優れている者、美しい者、醜い者、幸福な者、不幸な者、業に従って行く生ける者を知る。 『あなたたちよ、これらの生ける者は…

宿住智とは

わたしは欲するままにさまざまな過去の生存を思い起こす。 すなわち一つの生涯、二つの生涯、三つの生涯、四つの生涯、五つの生涯、十の生涯、二十の生涯、三十の生涯、四十の生涯、五十の生涯、百の生涯、千の生涯、十万の生涯、幾多の消滅の劫、幾多の生成…

一切智とは三明のこと

仏陀は、6年間にわたる苦行(断食行と止息行からなる)は、何ももたらさないと考え、スジャーターからもらった乳粥を食べ、瞑想に入ります。 そこで、四禅を行じ、三明を得ます。 この三明こそ、仏陀の悟りを解き明かすものです。 仏陀が言う一切智とは三明…

少しずつ書いていきます

さて、これから少しずつ、歴史上の仏陀は本当は何を言いたかったのか、を書いていこうと思います。 『本当の』仏陀の理法は、人類の至宝だと思っています。 しかし、残念ながら、その仏陀の残した至宝は、歴史の堆積物に埋もれてしまったといえます。 日本人…

明けましておめでとうございます

Satya (218.227.248.70) 2021-01-02 12:40:36 ショーシャンクさん、あけましておめでとうございます。 昨年、「mercy05’s blog」を立ち上げることになったのは「仏教についてのひとりごと」にコメントしたことがキッカケになっています。 もし、コメントして…

仏陀の真意と大乗仏教

くり (101.143.81.101) 2020-11-17 19:18:04 ショーシャンクさま おめでとうございます! いつの日かショーシャンクさまが御覧になられているその清浄なる風景を綴っていただけることを心より願っております。 くりさん、おはようございます。 まだまだ悟っ…

疑問の氷解

koboyuki (27.82.211.253) 2020-11-18 05:49:13 ショーシャンクさんおはようございます。 ショーシャンクさんは悟ったのですか? 有余涅槃に至ったのですか? ならばどうか教えてください。 どんな人にも涅槃に至れる道を…。 koboyukiさん、おはようございま…

私のブログ一覧

『人生についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenablog.jp/ 『仏教についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenablog.com/ 『株についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenadiary.com/ 『法律についてのひとりごと』 https://…

仏陀の真意と大乗仏教がつながった

ずっと解けなかった謎がとけた。 仏陀は、五蘊非我を説いた。 そして、四念処の実践で、身⇒受⇒心⇒法 の4つがどれも無常であり(生じれば滅するということ)、苦であり、私ではない、と観じることを説いた。 病身の仏陀を見舞いに来た弟子に『このような老い…

法華経の流通分

マニカナで法華経に関して書いている人がいて、観音経を裏門と書かれてあったので、少し触れます。 私が法華経にはじめて触れたときには、方便品が最も好きでした。 方便品の最初から十如是までがゾクゾクするほど名文でしたし、十如是がそれだけで法華経の…

心は諸々の如来を造る

六十華厳の唯心偈(唯心偈と言えば六十華厳の偈を指します)では 心は諸々の如来を造る とあります。 しかし、前半で 心は工みなる画師の如く 種種の五陰を画き一切世界の中に 法として造らざる無し心の如く仏もまた爾り 仏の如く衆生も然り心と仏と及び衆生…

八十華厳の唯心偈

前に挙げた華厳経の唯心偈は、六十華厳です。 いま、八十華厳をパラパラと眺めていましたら、少し表現が違っています。 八十華厳では、夜摩宮中偈讃品第二十になっています。 心は工画師の如く 能く諸の世間を画き 五蘊は悉く従って生じ 法として造らざる無…

八つの解脱

パーリ涅槃経(大パリニッバーナ経)に八つの解脱について仏陀が説いたところがあります。 内心において物質的なものという想いをいだいている者が外において物質的なものを見る。これが第一の解脱である。 内心において物質的ならざるものという想いをいだ…

絵を描けない画家になっては

華厳経夜摩天宮菩薩説偈品第十六 唯心偈心如工画師 画種種五陰 一切世界中 無法而不造 如心仏亦爾 如仏衆生然 心仏及衆生 是三無差別 諸仏悉了知 一切從心転 若能如是解 彼人見真仏 心亦非是身 身亦非是心 作一切仏事 自在未曾有 若人欲求知 三世一切仏 応当…

想いの大切さ

今までの仏教なるものを全部白紙にして、最古層の仏典から歴史上の仏陀は本当は何を言いたかったのかを探求してきて愕然としています。 それは、仏陀の真意とは真逆な方向に仏教は行ってしまっていると言うことです。 さらに仏教の影響を全面的に受けて成立…

最も怖ろしいのは

高原 (126.42.33.248) 2020-11-03 17:43:02 ショーシャンクさん、こんばんは。 禅で、愚さんの話が出されましたがIxtlanさんがマニカナで出会われた禅者は、その愚さんで、Ixtlanさんの禅批判の念頭には、愚さんがあったと思っています。 愚さんはマニカナで…

自由意志がないという者は

同じ『三明ヴァッチャ経』に、異教のアージーヴァカ派について、こういうことも書かれています。 異教のアージーヴァカ派というのは、運命決定論(宿命論)、つまり、 自己の意志による行いはなく、一切はあらかじめ決定されており、定められた期間流転する定…

仏陀は三明を持つ者

中部経典第71経『三明ヴァッチャ経』にこうあります。(要約) ヴァッチャ族の遍歴業者が仏陀に尋ねた。 『「沙門ゴータマはすべてを知るものでありすべてを見る者であり、つねに途絶えることなく智慧という洞察が現われている」と言っていいでしょうか?…

アドヴァイタと禅

>このIstlanさんが「アドバイダと禅宗は同じ」とおっしゃっていて、ぼくも「そういわれればそうなな」とも思いますが、ショーシャンクさんはどう思いますか? アドヴァイタと言っても、大きく2つあるような気がします。 もともとアドヴァイタとは、シャン…

輪廻はあるでしょう

高原 (126.42.33.248) 2020-10-30 15:22:55 マニカナの過去ログを読んでいました。 10年以上前からのログが保存されてあって見やすくて美しい素晴らしい過去ログのデザインだと思いました。 石飛さんは幼い頃、神秘体験をされています。 生まれて6ヶ月くらい…

煩悩とは何か

仏教なるものは、仏教なるものが確立された時点から今日まで、歴史上の仏陀の真意とはかけ離れ続けていきました。 いま残されて一般にも使われている仏教用語のほとんど全部は本来の意味と全く違うものです。 仏教用語に『煩悩』と言う言葉があります。 一般…