2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

慧解脱と心解脱

マニカナでの、石飛先生との、『筏の喩え』に関しての議論とそれに付随しての慧解脱に関しての対話が終了しました。 ただ、終わった後に、私が書いた『慧解脱は、四諦という仏陀の理法を洞察することによる解脱です。ところが、禅は、黙照禅にしても公案禅に…

備忘録(68経~70経)

中部経典第68経『ナラカパーナ経』 出家した善家の息子たちがなすべきこと。 五蓋(欲貪、怒り、沈鬱眠気、浮つき後悔、疑い)という不善の法を離れ 不善の法を離れた喜と楽(第一禅・第二禅)に、そしてそれより寂静なる第三禅・第四禅に到達すべきである…

備忘録(65経~67経)

しばらく休んでいましたが、原稿のためにもう一度備忘録を作り始めます。 時間がないので大急ぎでしないと間に合いません。 中部経典第65『バッダリー経』 一時食を拒否したバッダリー比丘の話です。 一時食は、無病、息災であることを仏陀は説きます。 こ…

見性について

高原 (126.66.155.7) 2021-06-13 19:58:24 ショーシャンクさん、こんばんわ。 見性について書かせていただきます。 見性(けんしょう)とは辞書で調べると「自己に本来備わっている本性を見極めること」とありますが、この説明は間違っていると思います。 もっ…

最も大事な部分

高原 (126.66.155.7) 2021-06-05 12:16:24 ショーシャンクさん、こんにちは。 「整えられた自己」という言い方、それが非我だということも理解出来ています。 「実体があるか、ないか」については今でもよく分かりません。 ずっと自分という実体を感じてきて…

台風に喩えると

人間存在を台風に喩えると、太陽の灼熱が無明です。 灼熱によって生じる水蒸気が渇愛です。 水蒸気が渦を巻いて上昇していき暴風となったものが業力です。 台風の怖ろしい風力によって海の景色は一変します。 業力も、私たちの環境を形作っていっています。 …