2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

四念処観についてのレス

<<ショーシャンクさん。仏教についてのひとりごとで、お返事ありがとうございました。あちらのコメントを書くボタンを押してもなにも開かないので、こちらにコメント書かせてもらいます。 「イメージによって」「イメージをフルに使って」というのが、どう…

四念処観について

<<ぷしゅけー (id:Push_key) ショーシャンクさんこんにちは。四念処を瞑想するとありますが「観じること」というのは、どういうことを指すのでしょうか。受は苦であることを「実感する」みたいな感じでしょうか。それとも唱えるとかでしょうか。 もし教え…

大法と小法

よく法華経などに『大法』と『小法』という言葉が出てきます。 『今、仏世尊は大法を説き、大法の雨をふらし、大法の螺を吹き、大法の鼓を撃ち、大法の義を演べんと欲するならん。』(序品) 『少智は小法を楽(ねが)って自ら作仏せんことを信じず』(方便…

想いは雲にしか過ぎないのか?

こういう喩えを聞いたことがあると思います。 青空と雲の喩えです。 われわれは本来、青空なのであり、雲によって青空が隠れているだけである。雲がなければ青空だけの状態である。雲とは想念のことで、青空とは空(くう)または観照意識のこと。 似たような…

庭前の柏樹子

禅のスーパースターといえば、臨済と趙州でしょう。 『 口唇皮上 に光を放つ』と言われた趙州は、ひとつひとつの言葉が光彩を放っています。 趙州といえば、無字の公案とともに有名なのが『庭前の柏樹子』です。無門関にもありますが、趙州録のほうが詳しい…

戒律について

最初期の仏教においては、戒律はたったひとつだけでした。 少なくとも、仏陀の弟子が1250人を超えるまでは、具足戒はひとつでした。 舎利弗と目連が250人を引き連れてやってきて弟子入りしたときも、仏陀に『尊いお方よ、私たちは幸あるお方のもとで…

英国王であっても

強い欠如感は恵まれない環境で育った人が抱くものと考える人もいますがそうではありません。 映画『英国王のスピーチ』では、国王の息子でのちに国王ジョージ6世になる人は吃音だったのですが、生まれつきではなく、5歳くらいの時の体験、例えば、左利きを…

虐待事件について

親の子供に対する虐待事件が多いですね。 虐待は何故起こるのでしょうか。 根源的な問題としては、人間の欠如感があります。 すべての人間は多かれ少なかれ自己重要感の欠如の感覚を抱えています。 胎内にいた時は全能感、一体感は保たれていますが 生まれた…

十牛図について

禅の門外漢である私が十牛図について語っても意味はないとは思いますが、禅の伝統的な見方と違った解釈をしてみます。 【十牛図】 尋牛 見跡 見牛 得牛 牧牛 騎牛帰家 忘牛存人 人牛倶忘 返本還源 入鄽垂手 十牛図は、牛飼いの童子が逃げた牛を捕まえにいく…

ネオ・アドヴァイタ(ノンデュアリティ)の人のブログから

YouTubeなどで最近人気があるらしいノンデュアリティ(ネオ・アドヴァイタ)の人のブログに、その参加者とみられる人の批判コメントがありましたので、貼ってみます。 アドヴァイタはシャンカラが起源で、ネオ・アドヴァイタはシャンカラからの正統アドヴァ…

自由(主体性)はすべて楽しみ

他に従属することはすべて苦しみであり 自由(主体性)はすべて楽しみである (出典 Udana Ⅱ,9)(中村元訳) これは仏陀が言った言葉です。 パーリ語原典では Sabbam paravasam dukkha. Sabbam issariyam sukham. sabbam は『すべての』 paravasam は『他…