2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

法を見るものは私を見る

タキタロウ (58.183.206.23) 2020-07-29 05:35:37 前回の投稿は、議論のためではなく、修行論で欠けている視点があるのではないか、ということを言いたかったのですが、 やはりいろいろ説明不足があったようです。この投稿も議論ではなく、疑問点を順次説明…

非我の理法と

タキタロウ (58.183.206.23) 2020-07-22 12:45:35 ショーシャンク様。初めまして。 興味あることを書かれているので、 飛び飛びながら読ませていただいてます。 七科三十七道品を取り上げているのは良いことだと思います。 ただ、「仏陀はなぜストゥーパを作…

相応部経典9

第3集存在の構成要素の集 第1篇存在の構成要素についての集成 第1部根本五十第5章第7節 ソーナよ、いかなる沙門・バラモンであれ、無常であり、苦しみであり、変化する性質の身体(色)をもとにして、私は優れているとか、わたしは同等であるとか、わた…

仏陀はなぜストゥーパを作らせたのか

仏陀の教説から見て、私が最も疑問に思うのは なぜ仏陀は、死の直前、自分の遺骨を納める塔(ストゥーパ)を作り礼拝するように言ったのか、ということです。 仏陀の教説からして、『肉体は私ではない』ということがその根本です。 また、火葬して遺灰を川に…

自費出版

ひだ (124.24.195.46) 2020-07-11 16:53:43 ショーシャンク様 いつも有益な記事をありがとうございます。 記事を拝読させていただいておりますと、随所に「自費出版」のことが出てまいります。もしすでにご本を出されておられるのでしたら、是非とも読まさせ…

相応部経典8(法を島とせよ)

相応部経典第三集 存在の構成要素の集 の中の 『自分を島とすること』は非常に重要です。 自分を島とし、自分を拠り所として、他を拠り所とせず、真理(法)を島とし、真理(法)を拠り所として、他を拠り所とせずにいなさい。 自分を島とし、自分を拠り所と…

幻想を剥がして肉体を見ると

ひだ (124.24.195.46) 2020-07-06 20:10:09 ありがとうございます。 「生苦」が「生きる苦しみ」だとしたら、その中に「老苦」「病苦」は含まれてしまうじゃないか、と以前から思っていました。 ショーシャンクさまのこの説明でスッキリしました。 いま、少…

苦諦とは

四諦は、苦・集・滅・道です。 【苦諦】 こは苦である。 【集諦】 こは苦の集起である。 【滅諦】 こは苦の滅である。 【道諦】 こは苦の滅に至る道である。 つまり、四諦とは、苦であるということ、苦の原因、苦の消滅、苦を消滅する方法について説かれた法…

人生を根底から変える法としての、四諦・十二縁起

仏陀が初転法輪のときに説かれ、その長い生涯をわたって説かれたのが四諦の法です。仏陀の教えの根幹です。 そして、仏陀が成道のときに繰り返し瞑想して苦を滅し無明を滅し解脱へと至ったのが十二縁起の法です。 四諦と十二縁起こそは、仏陀の悟りの根幹で…

十二縁起はなぜ難解か

四諦、十二縁起、四念処、七覚支、これらは仏教の基本で、特に、四諦と十二縁起は仏教の入門書にも必ず出てくるほどです。 象の足跡が他の動物の足跡を包含するくらいに大きいという喩えで、四諦は、他の理法を包含すると言われています。 十二縁起は、菩提…

相応部経典7

修行僧たちよ、これが教えに従うということである。 すなわち、身体(色)においておおいに厭うているべきである。 感受(受)においておおいに厭うているべきである。 知覚(想)においておおいに厭うているべきである。 形成力(行)においておおいに厭う…

古層の仏典から仏陀の筏を探すブログです

有尋有伺 (114.187.206.144) 2020-07-01 01:42:19 ショーシャンク様。お疲れ様です。 異なる意見の相違というものは、世間一般的には耳障りで煩わしく、それ故ほんの少しでも我を試みようともせずに、悪口だけをたくさん喋り、イマイチすっきりしない感じで…