2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

仏陀の真意

大乗仏教に長年親しんできた私が、いったん仏教なるものの常識をすべて白紙にして、最古層のパーリ語仏典から『歴史上の仏陀は本当は何を言いたかったのか』だけを突き詰めてきました。 積もりに積もった仏教の知識、常識を捨てることは抵抗もありましたが、…

たーぼーさんの投稿

ターボー (126.193.83.95) 2019-07-20 21:07:10 高原さんこんばんは。 >禅僧の人が座禅をしていると「周りの景色が次第に消えて、何もない空間に自分一人が宙に浮かんでいる」という言い方をされていて、禅というのは「自分が消えるのではなくて自分があるん…

『捨』の発見

相応部経典第3篇「四つの専念の確立」に関する集成第1章第10節にこうありました。 『四つの専念の確立(四念処)に心をつなぎとめている者には、前後の広大な階梯についての知識が期待される。』として 『身体において、身体を観察しているが、対象とし…

自己こそ自分の主

ターボー (126.182.13.4) 2019-07-17 16:39:25 高原さんこんにちは。 私も葉隠は大好きでよく読んでいましたよ。 武士道とは死ぬことと見つけたりという言葉も自分なりに分かっているつもりです。 ただカルマを切る為には、カルマを全て消化しきらないといけ…

一つの樹を伐るのではなく林を伐れ

ダンマパダ283にこうあります。 一つの樹を伐るのではなくて、林を伐れ。 危険は林から生じる。 林とその下生えとを切って、林から脱れた者となれ。 修行者らよ。 これは非常に重要な言葉です。 ここに仏陀の教説を解くカギがあります。 『一つの樹』とは…

高原さんからターボーさんへの投稿

id:kougenn 2019-07-07 19:38:08 ターボーさん、返事、ありがとうございました。 「葉隠」はご存知でしょうか?「(武士道とは)死ぬことと見つけたり」というやつです。 ターボーさんの「座布団の上で死に切ってこい」という意味は「神仏にすべてを委ねよ」と…

運命なんてない

ターボー (126.182.82.5) 2019-07-04 22:32:50 >>自分の他に頼るものはない、絶対の主体性を確立せよ、というのが歴史上の仏陀のメッセージです。他力を頼るとか、自力なんて無効だとか、は歴史上の仏陀は全く説いたことがありません。 自らの主体性を失わせ…

応供

id:tomatomatan 2019-07-04 14:31:39 お久しぶりです。 ヤフー掲示板でしまとりという名前で書き込みしておりました。 求法者を菩薩として、なにか利他の気持ちの強い人物像とする、とか、仏教の流れは面白いですね。 声聞と縁覚という、本来は求法の大道を…

ととのえられた自己が主

ターボー (126.182.82.5) 2019-07-04 09:40:40 >声聞というのは、文字通り、『声を聞いた人』です。誰の声でしょうか。歴史上の仏陀すなわち釈尊です。 声聞とは釈尊の声を直接聞いた直弟子のことです。仏教があまりにも変てこりんなのは、十大弟子などの仏…

たーぼーさんの返信

ターボー (126.182.82.5) 2019-07-04 01:59:17 <<最近、少し、ターボーさんのことが気になっています。ターボーさんの投稿が、とても断片的で、「二人を殺した報い」みたなことは書かれているのですが、ショーシャンクさんが「二人を殺したとはどういう意味…

化城の喩え

id:kougenn 2019-07-03 01:15:50 仏陀の説いた筏とは、凄く深淵なものだと思っているので、それが「feel good」や「安心」くらい気持ちでは、ぼくの中ではそれが筏とは思いたくないです。イスラム教に入信したとしても白人女性が性の対象と見られなくなると…

筏とは

id:kougenn 2019-07-01 00:04:36 それでは、まず素朴な疑問をひとつ。 「筏」です。龍樹は「筏」を否定してますよね。「筏」によって自分一人で助かろうとする人を声聞と呼び、自分のことしか考えない卑怯者と蔑み、大乗という皆で乗れる大船があると言いま…