2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

仏陀の真意が明らかになる時代

Satya (218.227.248.70) 2021-01-29 10:08:11 > この、大まかな訳からでもはっきりするのは、宿命智・天眼智・漏尽智の三明とも、業=kamma が因となってどのような果を生むか、という因果の法を導いた智慧だということです。 明解で、参考になります。 今後…

三明が導いたもの

菩提王子経の三明の箇所を簡単に訳していたサイトがありましたので転記します。 ⬇⬇⬇ 「確かに、私は、比類のない苦行を修めた。 食を止めて、私の体は骨と皮ばかりになった。 呼吸を止めて、私の頭は砕け散りそうになった。」 「しかし、そうして、悪業を落…

日本仏教の『縁起』

芳和さんが返事をしてくれたようです。 こうあります。 ⬇⬇⬇ 一切皆苦・諸法無常・諸法無我・涅槃寂静仏教の四法印という旗印。何となく、そこに真実の光を見ていたが、本当だった。数限りないご縁に照らされて生きているから無我なんだ。私が生きているので…

日本仏教はどこに行き着く?

マニカナで、相変わらず芳和さんが大活躍中ですが、そこに日本仏教の問題点が浮き彫りになっていると思えますので、それを取り上げてみたいと思います。といっても、芳和さんの投稿は仏教解説書のコピペがほとんどですが。 これも松原泰道の本からの引用のよ…

大乗仏教がインドで流行らなかった理由

グレゴリー・ショペンの『インドの僧院生活ー大乗仏教興起時代』は、私たちが常識としていた仏教史のイメージを根本から覆す画期的な本です。 私たち、大乗仏教の国日本で生まれ育った者にとっては、紀元初頭から起こった大乗仏教はその教えの優秀さからすぐ…

日本仏教のいい加減さ

マニカナで内山興正という仏教者をさかんに引用している人がいたので、ずいぶん前に買ったその人の著書をさらっと読んでみました。内山興正という人の本を買ったことすら全く忘れていましたが。 その本の中で書かれている釈尊のエピソードを読んでのけぞりま…

四念処の順序の意味

四念処の、身⇒受⇒心⇒法 について ①身=肉体 この肉体を無常であり(生じたものは必ず滅すると言う意味です)衰滅するが故に苦であり、私ではない、と観じます。 ②受=感覚 肉体があれば感覚が生じます。 受=感覚には、痛いなどの不快な感覚、苦の感覚(これ…

四念処の『法』

斑鳩の里 (124.143.129.212) 2021-01-14 14:02:07 新年明けましておめでとうございます。 いつも拝読しております。 ショーシャンクさまの文章はどれも真理に迫っており貴重な内容だと日頃より感じています。 今日のお話の中で、「記憶の束」という言葉がご…

悟って7日目に十二縁起を観じた理由

仏陀は、このように、宿住智、天眼智、漏尽智の三明によって、菩提樹下で悟りを開きました。 そして、菩提樹下において、7日間、結跏趺坐したまま解脱の楽しみを味わっておられました。 7日目の夜に、仏陀は十二縁起を順逆観じます。 十二縁起は、宿住智と…

漏尽智とは

わたしは煩悩の漏出を消滅し尽くして、煩悩の漏出のない、こころの解脱(心解脱)と智慧による解脱(慧解脱)を現世において自ら知り、体現し、到達している。 さて、いよいよ漏尽智です。 宿住智や天眼智によって、四諦の理法が導かれていきます。 四諦の理…

天眼智とは

私は欲するままに、清浄であり人の能力を超えた天の眼によって、死につつあり再生しつつある生ける者たちを見る。 劣っている者、優れている者、美しい者、醜い者、幸福な者、不幸な者、業に従って行く生ける者を知る。 『あなたたちよ、これらの生ける者は…

宿住智とは

わたしは欲するままにさまざまな過去の生存を思い起こす。 すなわち一つの生涯、二つの生涯、三つの生涯、四つの生涯、五つの生涯、十の生涯、二十の生涯、三十の生涯、四十の生涯、五十の生涯、百の生涯、千の生涯、十万の生涯、幾多の消滅の劫、幾多の生成…

一切智とは三明のこと

仏陀は、6年間にわたる苦行(断食行と止息行からなる)は、何ももたらさないと考え、スジャーターからもらった乳粥を食べ、瞑想に入ります。 そこで、四禅を行じ、三明を得ます。 この三明こそ、仏陀の悟りを解き明かすものです。 仏陀が言う一切智とは三明…

少しずつ書いていきます

さて、これから少しずつ、歴史上の仏陀は本当は何を言いたかったのか、を書いていこうと思います。 『本当の』仏陀の理法は、人類の至宝だと思っています。 しかし、残念ながら、その仏陀の残した至宝は、歴史の堆積物に埋もれてしまったといえます。 日本人…

明けましておめでとうございます

Satya (218.227.248.70) 2021-01-02 12:40:36 ショーシャンクさん、あけましておめでとうございます。 昨年、「mercy05’s blog」を立ち上げることになったのは「仏教についてのひとりごと」にコメントしたことがキッカケになっています。 もし、コメントして…