2019-01-01から1年間の記事一覧

八正道が根幹

仏陀は死の直前、最後の直弟子になったスバッダにこう説きます。 『いかなる教えと戒律とにおいてでも、八正道が存在すると認められないところには、第一の道の人も、第二も第三も第四の道の人も認められない』 『しかし、いかなる教えと戒律とにおいてでも…

仏陀が遺言した修行法

パーリ語『大般涅槃経』には、歴史上の仏陀が亡くなるときの言動が詳しく書かれています。 仏陀は、自らの死が3か月後に決定した際に、近くにいるすべての弟子たちを集めて言いました。 『わたしは法を知って説示したが、お前たちはそれをよく保って、実践…

慈悲喜捨

id:kougenn 2019-06-05 23:13:27 高原です。たまたま、ネットで「日本仏教における因果応報の研究」(新田 新 著)という論文を開いたので読んでいました。 そこに「仏教を大陸の先進文化としてだけでなく、自利および利他業を説く『宗教』として受け止めたの…

コメント欄

ターボー (126.35.203.25) 2019-05-30 02:16:40 ショーシャンクさんこんばんは。 私が30年も悟りを捨てられなかったのは、やはり2人を殺してしまったという罪悪感にあると思うのです。 そしてその当時の一体化していた自分と彼女を殺してしまったのは事実だ…

イエス・キリストと十字架

ターボー 2019-05-30 02:16:40 ショーシャンクさんこんばんは。 私が30年も悟りを捨てられなかったのは、やはり2人を殺してしまったという罪悪感にあると思うのです。 そしてその当時の一体化していた自分と彼女を殺してしまったのは事実だと思います。 しか…

記憶と思考と快楽

ターボー 2019-05-27 00:01:15 >>中心を持ってしまうことが苦であること、つまり生きている間にどんどん記憶やデータを溜め込んでいって中心を形成していること自体が束縛であり苦であることを本当に実感しなければ、それをクリアにはできません。 なぜかと…

第一歩

ターボー 2019-05-25 23:26:54 ショーシャンクさん、こんばんは。 仰ることはよく分かります。 「無償の愛」=見返りを期待しない愛だけが、真実の愛だという事でしょうけど、これは口で言うほど簡単ではないと思います。 相手を利用する愛(金銭面を含め)が無…

必要とされたいからではなく

ターボー 2019-05-24 09:18:26 ショーシャンクさんおはようございます。 ショーシャンクさんが以前から仰っていた龍樹が勝手に仏陀の悟りを龍樹独自の物に作り変えたという言葉が、私にはずっと分かりませんでした。 しかし、華厳経を読んでみると正に目から…

仏陀の真意

ターボー 2019-05-23 07:46:37 >>ブルックスは人のいい善人です。私も大好きな老人です。しかし、希望を失ってしまいます。環境に負けてしまいました。想念は環境より上位にあるのに、環境を無視して主体的に想念を出すことができなかった。 ショーシャンク…

レス

ターボー 2019-05-18 23:37:47 これが遠藤周作の「沈黙」のあらすじです。 キチジローを私、ロドリゴをWさんとするとピッタリ符号します。つまりこの遠藤さんの書いた沈黙も私の心の影が作り出した現象だと思います。 私がクンダリーニの解脱時に抵抗した為…

feel goodに従うとは

ターボー 2019-05-16 03:59:16 >>最古層の仏典『スッタニパータ』で【空】が説かれているのは 【つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ。そうすれば死を乗り超えることができるであろう。このように世界を観ずる人を…

deleteの方法

ターボー (126.33.158.234) 2019-05-15 05:26:58 >>sabbe dhamma anatta 一切の事物は我(われ)ならざるものである。=諸法非我 これがパーリ聖典にあらわれる古い思想である。 ところがのちには「一切の事物は恒存する実体を持たない」=諸法無我 と解釈する…

レス

ターボー 2019-05-10 01:50:09 ショーシャンクさん、ありがとうございます。 かなりプライベートな話になりますし、公の掲示板ではなく、個別にメールをやり取りしたいんですが、如何でしょうか? 仏陀が悟りを開く前にマーヤという自身の煩悩の化身に悩まさ…

ブログ 一覧

株についてのひとりごとhttps://shawshank-blog.hatenadiary.com/人生についてのひとりごとhttps://shawshank-blog.hatenablog.jp/仏教についてのひとりごとhttps://shawshank-blog.hatenablog.com/今まで絶対に書けなかったことhttps://shawshank-blog.hate…

亦未為難

ターボー 2019-05-07 23:43:49 ショーシャンクさんは、私の普段考えている思考などは全て分かっているのでしょうか? 以前も書きましたが、物凄い神通力を感じます。 以前ヤフー掲示板で書いていた時も、こちらが思考を出すと読まれるような感じを持っていま…

なぜ人は生まれるか

たーぼー (126.33.158.234) 2019-05-06 01:32:55 >>【親の子供に対する虐待事件が多いですね。 虐待は何故起こるのでしょうか。 根源的な問題としては、人間の欠如感があります。 すべての人間は多かれ少なかれ自己重要感の欠如の感覚を抱えています。 胎…

新時代の到来

令和になって今日は2日目(2019年5月2日)ですが、ますます新時代の到来を感じつつあります。 この新時代には、おおきく2つのタイプに分かれるでしょう。 『feel good』で生きる人と、『feel bad』で生きる人です。 人のことばかり気にしていて自分…

確信の強まり

ブログは、あまり気を使わないでも、ショーシャンクさんの好きな時に更新すればよいと思います。 玉城宏四郎の「仏教の根底にあるもの」は読み終わっていますが、その玉城氏もショーシャンクさんに教わらなければ、全く名前も知らない学者さんでしたが、少し…

夢ということ

高原です。 「与太郎と猫」の落語は、座布団二枚という感じで面白いです。 こないだ、仏教書を二冊、古本屋で買ってきました。その一冊が玉城康四郎の「仏教の根底にあるもの」という本でした。 仏教書は、例えば玉城氏の文でも「十界互具」とか「自受用三昧…

与太郎と猫

落語にこういう噺があります。 熊吉が長屋の自分の家の前で、七輪で魚を焼いていました。 そこに与太郎が通りかかったので、熊吉は 『ちょうどよかった、与太郎。ちょっと用事があってここを離れるからその間この魚を見ておいてくれないか?』 与太郎は『あ…

四念処観についてのレス

<<ショーシャンクさん。仏教についてのひとりごとで、お返事ありがとうございました。あちらのコメントを書くボタンを押してもなにも開かないので、こちらにコメント書かせてもらいます。 「イメージによって」「イメージをフルに使って」というのが、どう…

四念処観について

<<ぷしゅけー (id:Push_key) ショーシャンクさんこんにちは。四念処を瞑想するとありますが「観じること」というのは、どういうことを指すのでしょうか。受は苦であることを「実感する」みたいな感じでしょうか。それとも唱えるとかでしょうか。 もし教え…

大法と小法

よく法華経などに『大法』と『小法』という言葉が出てきます。 『今、仏世尊は大法を説き、大法の雨をふらし、大法の螺を吹き、大法の鼓を撃ち、大法の義を演べんと欲するならん。』(序品) 『少智は小法を楽(ねが)って自ら作仏せんことを信じず』(方便…

想いは雲にしか過ぎないのか?

こういう喩えを聞いたことがあると思います。 青空と雲の喩えです。 われわれは本来、青空なのであり、雲によって青空が隠れているだけである。雲がなければ青空だけの状態である。雲とは想念のことで、青空とは空(くう)または観照意識のこと。 似たような…

庭前の柏樹子

禅のスーパースターといえば、臨済と趙州でしょう。 『 口唇皮上 に光を放つ』と言われた趙州は、ひとつひとつの言葉が光彩を放っています。 趙州といえば、無字の公案とともに有名なのが『庭前の柏樹子』です。無門関にもありますが、趙州録のほうが詳しい…

戒律について

最初期の仏教においては、戒律はたったひとつだけでした。 少なくとも、仏陀の弟子が1250人を超えるまでは、具足戒はひとつでした。 舎利弗と目連が250人を引き連れてやってきて弟子入りしたときも、仏陀に『尊いお方よ、私たちは幸あるお方のもとで…

英国王であっても

強い欠如感は恵まれない環境で育った人が抱くものと考える人もいますがそうではありません。 映画『英国王のスピーチ』では、国王の息子でのちに国王ジョージ6世になる人は吃音だったのですが、生まれつきではなく、5歳くらいの時の体験、例えば、左利きを…

虐待事件について

親の子供に対する虐待事件が多いですね。 虐待は何故起こるのでしょうか。 根源的な問題としては、人間の欠如感があります。 すべての人間は多かれ少なかれ自己重要感の欠如の感覚を抱えています。 胎内にいた時は全能感、一体感は保たれていますが 生まれた…

十牛図について

禅の門外漢である私が十牛図について語っても意味はないとは思いますが、禅の伝統的な見方と違った解釈をしてみます。 【十牛図】 尋牛 見跡 見牛 得牛 牧牛 騎牛帰家 忘牛存人 人牛倶忘 返本還源 入鄽垂手 十牛図は、牛飼いの童子が逃げた牛を捕まえにいく…

ネオ・アドヴァイタ(ノンデュアリティ)の人のブログから

YouTubeなどで最近人気があるらしいノンデュアリティ(ネオ・アドヴァイタ)の人のブログに、その参加者とみられる人の批判コメントがありましたので、貼ってみます。 アドヴァイタはシャンカラが起源で、ネオ・アドヴァイタはシャンカラからの正統アドヴァ…