亦未為難

ターボー     

ショーシャンクさんは、私の普段考えている思考などは全て分かっているのでしょうか? 以前も書きましたが、物凄い神通力を感じます。 以前ヤフー掲示板で書いていた時も、こちらが思考を出すと読まれるような感じを持っていました。 剣豪が向かい合った時に一瞬の思考の湧き上がり=隙を突いて斬られるような感覚です。 まぁ私は雑念だらけですから、隙だらけなわけですけど(笑 少し前にお書きになっていた華厳経の本(中村元)を注文しました。 ネットで少し華厳経を調べたら、気になる言葉がありました。 以前ショーシャンクさんが仰っていた仏陀が言った事を、龍樹が勝手に空を無自性、相依性縁起に作り変えたという言葉が私にはどうしても分からなかったんですが、分かりそうです。 また本を読んでからレスします
 
 
華厳経に『世界海』という言葉が出てきます。海と波の喩え、これは本当に好きです。
我なる大海に浮かぶ無数の波。その無数の波のひとつが地球だとしたら、そう感じられたら、意識は無限に拡がりますね。それは至福で歓喜でしょう。
ここに至ってはじめて、個であること、中心を持つことが苦であることが実感としてわかると思います。
つまり、無限であることの至福が少しでもわかれば、『苦』dukkhaの本当の意味がわかるということです。
 
法華経見宝塔品に、『亦未為難』が出てきます。
『もし須弥をとって他方の無数の仏土に投げ置かんも亦た未だ難しと為さず』
『もし足の指を以て大千界を動かし遠く他国に投げんも亦た未だ難しと為さず』
もの凄い全能感ですね。
法華経がわかること、つまり無量を理解することが『是即為難』なので、無量を理解することに比べればこの大千世界を投げることくらいわけないこと、なのでしょう。