仏陀が説く『空』とは

今の仏教の根本教理と見なされ最も重要視されている【空】ですが、 実は、歴史上の仏陀はあまり説いていません。 最古層の仏典『スッタニパータ』で【空】が説かれているのは 【つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ。…

大乗仏教には筏がない

一郎 (112.68.9.2) 2021-02-03 17:28:33 ショーシャンクさん こんにちは、 初めまして 私は全くの仏教ド素人です ですが少しは関心があります(笑)。 そんなところからショーシャンクさんの当ページを拝見させて貰っています ありがとうございます。 その仏…

龍樹の信奉者たち

この『仏教についてのひとりごと』ブログの最初のほうは、ヤフー掲示板で私が立てたスレッド『仏教についてのひとりごと』での私の投稿を収納したものです。 ヤフー掲示板は、株式板を除いてすべて閉鎖されるので、その前に私の投稿をいつでも読めるようにブ…

安易の方向に流れる

仏陀の真意が伝わらなかった理由の5つめは、そもそも人類はシンプルなものでないと受け入れないということがあります。 仏陀在世のときの信者数の伸びは、稀有な現象でした。 仏陀の理法のような高度なものがあれまで広まったのは、その頃のインドの精神レ…

仏陀と違う解釈によって

仏陀の真意が伝わらなかった理由の4つめは、仏教には多くの天才たちが現れ、自分独自の理論を展開していったということです。 仏教は、知の宗教といわれるだけあって、天才たちが数多く現れました。 中でも、龍樹は極めて独創的でした。 大乗仏教が広まった…

仏陀の真意が明かされる時代へ

ひだ (124.24.237.53) 2021-02-02 12:28:23 ショーシャンクさま、お久しぶりです。 以前に何度かコメントさせていただきましたひだと申します。 ここ最近、ショーシャンクさまがご見識を、惜しげもなく、そして分かりやすく披露してくださるので大変ありがた…

仏陀の直説がわからなくなったこと

仏陀の真意が失われていった理由の3つめは、仏陀の死後500年も経ってから、全く仏陀の顔も声も知らない者たちが、勝手に経典を作り上げていったことです。 しかし、これはインドではそれほど影響はありませんでした。 インドでは、誰もが、仏陀の死後直…

『無我』という誤謬

仏陀の真意が伝わらなかった2つめの理由は、仏陀の死後、弟子たちが『仏教なるもの』を作り上げ、その『仏教なるもの』の独自性、優位性を極度に強調していったため、インドの精神土壌であったヴェーダ文化を徹底的に排除していったことです。 仏陀は、バラ…

苦(dukkha)ということ

仏陀の真意が伝わらなかった原因のひとつは、人類は歴史上の仏陀が言った『苦(dukkha)』が理解できなかったことです。 仏陀が説いた根幹の教えは、四諦の法です。 四諦とは、苦諦・集諦・滅諦・道諦です。 苦と苦の集起と苦の滅と苦の滅に至る道、です。 …

仏陀の真意が伝わらなかった理由

私は、今のいわゆる『仏教なるもの』には仏陀の真意は伝わっていないと思っています。 それは大乗仏教でも部派仏教でも変わりません。 (お年寄りには未だに部派仏教を小乗仏教と呼んでいる人がいますが、本当の仏教史が明らかになりつつある現代では小乗仏…

仏陀の真意が明らかになる時代

Satya (218.227.248.70) 2021-01-29 10:08:11 > この、大まかな訳からでもはっきりするのは、宿命智・天眼智・漏尽智の三明とも、業=kamma が因となってどのような果を生むか、という因果の法を導いた智慧だということです。 明解で、参考になります。 今後…

三明が導いたもの

菩提王子経の三明の箇所を簡単に訳していたサイトがありましたので転記します。 ⬇⬇⬇ 「確かに、私は、比類のない苦行を修めた。 食を止めて、私の体は骨と皮ばかりになった。 呼吸を止めて、私の頭は砕け散りそうになった。」 「しかし、そうして、悪業を落…

日本仏教の『縁起』

芳和さんが返事をしてくれたようです。 こうあります。 ⬇⬇⬇ 一切皆苦・諸法無常・諸法無我・涅槃寂静仏教の四法印という旗印。何となく、そこに真実の光を見ていたが、本当だった。数限りないご縁に照らされて生きているから無我なんだ。私が生きているので…

日本仏教はどこに行き着く?

マニカナで、相変わらず芳和さんが大活躍中ですが、そこに日本仏教の問題点が浮き彫りになっていると思えますので、それを取り上げてみたいと思います。といっても、芳和さんの投稿は仏教解説書のコピペがほとんどですが。 これも松原泰道の本からの引用のよ…

大乗仏教がインドで流行らなかった理由

グレゴリー・ショペンの『インドの僧院生活ー大乗仏教興起時代』は、私たちが常識としていた仏教史のイメージを根本から覆す画期的な本です。 私たち、大乗仏教の国日本で生まれ育った者にとっては、紀元初頭から起こった大乗仏教はその教えの優秀さからすぐ…

日本仏教のいい加減さ

マニカナで内山興正という仏教者をさかんに引用している人がいたので、ずいぶん前に買ったその人の著書をさらっと読んでみました。内山興正という人の本を買ったことすら全く忘れていましたが。 その本の中で書かれている釈尊のエピソードを読んでのけぞりま…

四念処の順序の意味

四念処の、身⇒受⇒心⇒法 について ①身=肉体 この肉体を無常であり(生じたものは必ず滅すると言う意味です)衰滅するが故に苦であり、私ではない、と観じます。 ②受=感覚 肉体があれば感覚が生じます。 受=感覚には、痛いなどの不快な感覚、苦の感覚(これ…

四念処の『法』

斑鳩の里 (124.143.129.212) 2021-01-14 14:02:07 新年明けましておめでとうございます。 いつも拝読しております。 ショーシャンクさまの文章はどれも真理に迫っており貴重な内容だと日頃より感じています。 今日のお話の中で、「記憶の束」という言葉がご…

悟って7日目に十二縁起を観じた理由

仏陀は、このように、宿住智、天眼智、漏尽智の三明によって、菩提樹下で悟りを開きました。 そして、菩提樹下において、7日間、結跏趺坐したまま解脱の楽しみを味わっておられました。 7日目の夜に、仏陀は十二縁起を順逆観じます。 十二縁起は、宿住智と…

漏尽智とは

わたしは煩悩の漏出を消滅し尽くして、煩悩の漏出のない、こころの解脱(心解脱)と智慧による解脱(慧解脱)を現世において自ら知り、体現し、到達している。 さて、いよいよ漏尽智です。 宿住智や天眼智によって、四諦の理法が導かれていきます。 四諦の理…

天眼智とは

私は欲するままに、清浄であり人の能力を超えた天の眼によって、死につつあり再生しつつある生ける者たちを見る。 劣っている者、優れている者、美しい者、醜い者、幸福な者、不幸な者、業に従って行く生ける者を知る。 『あなたたちよ、これらの生ける者は…

宿住智とは

わたしは欲するままにさまざまな過去の生存を思い起こす。 すなわち一つの生涯、二つの生涯、三つの生涯、四つの生涯、五つの生涯、十の生涯、二十の生涯、三十の生涯、四十の生涯、五十の生涯、百の生涯、千の生涯、十万の生涯、幾多の消滅の劫、幾多の生成…

一切智とは三明のこと

仏陀は、6年間にわたる苦行(断食行と止息行からなる)は、何ももたらさないと考え、スジャーターからもらった乳粥を食べ、瞑想に入ります。 そこで、四禅を行じ、三明を得ます。 この三明こそ、仏陀の悟りを解き明かすものです。 仏陀が言う一切智とは三明…

少しずつ書いていきます

さて、これから少しずつ、歴史上の仏陀は本当は何を言いたかったのか、を書いていこうと思います。 『本当の』仏陀の理法は、人類の至宝だと思っています。 しかし、残念ながら、その仏陀の残した至宝は、歴史の堆積物に埋もれてしまったといえます。 日本人…

明けましておめでとうございます

Satya (218.227.248.70) 2021-01-02 12:40:36 ショーシャンクさん、あけましておめでとうございます。 昨年、「mercy05’s blog」を立ち上げることになったのは「仏教についてのひとりごと」にコメントしたことがキッカケになっています。 もし、コメントして…

仏陀の真意と大乗仏教

くり (101.143.81.101) 2020-11-17 19:18:04 ショーシャンクさま おめでとうございます! いつの日かショーシャンクさまが御覧になられているその清浄なる風景を綴っていただけることを心より願っております。 くりさん、おはようございます。 まだまだ悟っ…

疑問の氷解

koboyuki (27.82.211.253) 2020-11-18 05:49:13 ショーシャンクさんおはようございます。 ショーシャンクさんは悟ったのですか? 有余涅槃に至ったのですか? ならばどうか教えてください。 どんな人にも涅槃に至れる道を…。 koboyukiさん、おはようございま…

私のブログ一覧

『人生についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenablog.jp/ 『仏教についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenablog.com/ 『株についてのひとりごと』 https://shawshank-blog.hatenadiary.com/ 『法律についてのひとりごと』 https://…

仏陀の真意と大乗仏教がつながった

ずっと解けなかった謎がとけた。 仏陀は、五蘊非我を説いた。 そして、四念処の実践で、身⇒受⇒心⇒法 の4つがどれも無常であり(生じれば滅するということ)、苦であり、私ではない、と観じることを説いた。 病身の仏陀を見舞いに来た弟子に『このような老い…

法華経の流通分

マニカナで法華経に関して書いている人がいて、観音経を裏門と書かれてあったので、少し触れます。 私が法華経にはじめて触れたときには、方便品が最も好きでした。 方便品の最初から十如是までがゾクゾクするほど名文でしたし、十如是がそれだけで法華経の…