なぜ日本にはキリスト教信者が少ないのか

日本には、キリスト教信者は人口の1%しかいないそうです。

キリスト教布教師の高原剛一郎が言っていましたが、どんなに布教を頑張っても1%より増えることはなかったということです。

ところで、世界の国の中で、キリスト教信者が人口の1%という国は、ガチガチのイスラム教国でイスラム教以外を禁教にしている国くらいしかなく、同じ東アジアの韓国は30%以上信者がいてキリスト教国と言えるくらいらしく、共産国で唯物論、そしてキリスト教を迫害している中国でさえ日本の割合よりずっと多いそうです。

日本は、バレンタインデーやクリスマスなどキリスト教の催事はとても盛んで好きですし、キリスト教系の学校も数多くあります。

ここまで身近にあって親しんでいるのに、なぜキリスト教信者はこんなに少ないのでしょうか。

ある書物では、日本人は日本教という教えが根強くあるのでキリスト教を受け入れられないのだという解説があります。

これは馬鹿馬鹿しい説で、日本教などというものがあるわけではなく、もともと古神道しかなかった国で後から仏教や儒教が入ってきてそれを取り入れていったのであって、後から入ってきたのは仏教や儒教もキリスト教も同じであり、しかし、仏教の影響は大きくキリスト教の影響は少なかったということです。

問題はなぜ仏教の影響は大きくキリスト教の影響は少なかったのか、ということです。

 

この謎を解くのに、最初のキリスト教宣教師ザビエルの書物をもとに解説している動画があって、参考になりました。

 


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これによると、結論から言えば、日本人の知的水準が高かったということですね。

ザビエルは日本に来て自分の限界を思い知らされたようです。

日本人は海賊上がりや農民など教育を受けていない人たちでも、一神教の矛盾点を的確に突いてきたので、ザビエルなどキリスト教宣教師はタジタジだったということのようです。

 

絶対神、唯一神がこの世を作ったのであればなぜ悪が存在するのか、日本人ならその矛盾は気がつくでしょうね。

絶対の力を持ち意志を持った唯一なる神を設定するなら、すぐ悪や罪を消滅させればいいだけですね。

なぜそれをしないのでしょう。

韓国や中国ではそのような質問は出なかったようです。

 

それ以外にも、完全なる神であるイエス・キリストが人類のために贖罪したのに、なぜ罪がなくならずこのような罪にまみれた世になっているのか。

なぜ、絶対なる神が、ヨシュア記のように先住民の女性も子供も虐殺するように言うのか。

 

まずはこのような質問に逃げずに答えられるようにならないと、これから先も広まらないでしょう。

 

 

 


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