菜食はジャイナ教から

>>もっとも、ある意味では釈尊もいい加減だったので、厳格に考える必要はないと思っています。
>>肉は、自分のために殺したのがわかっていれば受け取らないし食べないというのだったでしょうか? 道元の寄進もそんな感じかもしれません。
 
釈尊がいい加減とはどういう根拠でしょうか。
肉を食べたからですか?
 
そもそも、もともとバラモン教(ヒンドゥー教の前身)も仏教も菜食主義ではありません。
バラモン教は、儀式に牛などを生け贄にしていましたが、それをみんなで食べていましたよ。その頃には牛は食べられていたようです。
仏陀も、お布施していただいた食べ物は選り好みせず食べることが原則です。
ただ、自分のためにわざわざ殺した動物は食べてはいけないとしました。
その他の肉は、自分が食べなくてもすでに殺されている、自分がために殺したのでないからから、よいとしました。
 
肉食禁止、菜食主義は、ジャイナ教から来ています。
ジャイナ教は不殺生を徹底しています。
農業に従事することも禁止です。農業していると虫や微生物を殺すこともあるからです。
植物にしても、玉葱やにんにくなど球根は、それを食べると生命が育ちませんから、食べてはいけないとしました。
雨安居、つまり雨期には外に出ず、屋内で修行するという考えも、ジャイナ教から来ています。雨期に外出すれば、水たまりの中の生物を踏み殺すこともあるからです。
 
殺生を徹底的に嫌うジャイナ教徒は金融業に就くことが多く、ジャイナ教徒はお金持ちです。