次の著書『法華経の真意』の原稿は、ネットには書かずに、直接原稿用紙に書くことにしました。
今までの法華経解釈とは根本から全く違ったものとなるので、ネットには載せずに、完成された本として世に出したいと思うようになりました。
法華経の解釈では、いままで、二乗作仏だとか悪人成仏だとか、久遠実成だとか、仏性礼拝だとか言われてきました。
しかし、法華経が経王と呼ばれているのは、そういうところではない、もっと根本的なものを説き明かしているからです。
すべての品(章)にそれは貫かれているので、完成されたものを世に出したいと思うようになりました。
まだ、ひとつだけ、安楽行品が謎です。
安楽行品は四要品の一つとされています。
しかし、法華経を貫くすべてを包容する、すべてを救おうとする教えからは似つかわしくないのです。
肉屋と懇意になってはいけない、とか、賎民に近づくな、とか、不男(おかまのようなもの?)に近づくな、と説かれます。
なぜ、このような差別的な文言があるのか、そしてそれが四要品のひとつというのが今のところどうしても納得できない箇所です。