2018-11-21から1日間の記事一覧

仏教についてのひとりごと 88

原始仏典を少しでも読めば、仏陀の教えの大前提に輪廻転生があることは明白です。 仏陀が目指したのは輪廻転生からの解脱なのです。 『ダンマパダ』にも『わたくしは幾多の生涯にわたって生死の流れを無益に経めぐってきた』『あの生涯、この生涯とくりかえ…

仏教についてのひとりごと 87

たーぼーさん、こんにちは。 自らの承認欲求や自我の卑小性に気がついている人は素晴らしい人です。ほとんどすべての人はそれに気がついていません。 大乗仏教は特に自我の形成過程を洞察すること、つまり自分を見ることがないので自我に振り回されているこ…

仏教についてのひとりごと 86

<<抵抗していなければ、仏陀になれていましたか?>> 質問の意味がちょっとわかりません。 『抵抗』という言葉を使ったことはないので、ここでいきなり『抵抗していなければ、仏陀になれていましたか?』と聞かれても、何に対して抵抗しているということ…

仏教についてのひとりごと 85

仏法僧に帰依するとは、 釈尊に絶対の信頼を置き釈尊が説いた理法に絶対の信頼を置き釈尊が作った集団であるサンガにその理法が守られていることに絶対の信頼を置く。 ということです。 ~~~~~~ あなたの帰依する仏法僧は本当にそうですか? 仏は釈尊で…

仏教についてのひとりごと 84

うーん、残念ながら仏教は選択肢として難しいでしょう。 第一、仏教徒でさえ、『これが仏教だ』というのがバラバラですから。 聖典も、コーランや聖書といった共通のものがないですよね。 法華経や般若心経、大日経、大無量寿経、スッタニパータ、バラバラで…

仏教についてのひとりごと 83

まず、簡単な質問から・・ 親鸞が最も重要視したのは『大無量寿経』十八願ですよね。 【たとひわれ仏を得たらんに、十方の衆生、至心信楽して、わが国に生ぜんと欲ひて、乃至十念せん。もし生ぜずは、正覚を取らじ。ただ五逆と誹謗正法とをば除く。】 これで…

仏教についてのひとりごと 82

私の考えを言いますね。これは私だけが考えていることで正しいか間違っているかはわかりません。 まず、人類は、歴史上の仏陀=ゴータマ・シッダッタの真意を理解できず捻じ曲げてしまったというのが私の考えです。 なぜ仏陀の真意は伝わらず捻じ曲がってし…

仏教についてのひとりごと 81

<<自分の中から、すっかり綺麗に我をなくしたい、 <<と思うことももしかしたら我なのではないか、という気がするのです。>> <<人として生まれれば我はつきもので、それをうまく調節して生きていく>> <<(多少あってもそれはそれとする)という生き…

仏教についてのひとりごと 80

なぜ、あの話の流れで唐突にこの詩を取り上げたかと言いますと実は、この詩は私が20歳くらいのときに書いた詩だからです。 赤い実さんがおっしゃるように、そのころわたしは早朝に公園の芝生の上で少し瞑想してたりしましたが、そのときに思い浮かんだもの…

仏教についてのひとりごと 79

<<そうすると龍樹が空の思想を、思想として確立した事が間違いだったとショーさんは思われているわけですか?>> そうです。 歴史上の仏陀は、哲学や形而上学を説きませんでした。そういうものは何ら解脱や涅槃に赴くものでないからです。 『縁起の法』も…

仏教についてのひとりごと 78

しまとりさん、 << ① ハルマ氏は、凡夫。シャンク氏は、仏陀。 >> << ② ハルマ氏は、仏陀。シャンク氏は、凡夫。 >> << ③ ハルマ氏は、凡夫。シャンク氏も、凡夫。 >> << ④ ハルマ氏は、仏陀。シャンク氏も、仏陀。 >> << 私からは、③か、…

仏教についてのひとりごと 77

天台の五時教判が決定的でしたね。 釈尊が悟った後、すぐに説いたのが華厳経。でも悟りそのままの内容だったので難しくて誰も理解できなかった。それで、釈尊は、低い教えである阿含経から説いたとされてしまいましたから。 ~~~~~~ そういうことでしょ…

仏教についてのひとりごと 76

馬鹿馬鹿しい。あなたは本質をはぐらかし続けている。 今回の経緯はこうです。 ⇓⇓⇓わたし『文章の抜き書きではなく、それが書かれている仏典を全部読めば 縁起の意味、法の意味がはっきりとするからです。』あなた『法の意味を知ってどうしますか ?』わたし…

仏教についてのひとりごと 75

すくなくとも、あなたよりは見ていると思います。 あなたのように、本を何冊読んだとか、誰と知り合いだとかを威張ろうとは思わない。また、知らない人に対して『身の程を知れ』などとは言わない。それは、自分の中の愚かさ、醜さを見ているからです。 あな…

仏教についてのひとりごと 74

<<「 縁起を見るものは法を見る 法を見るものは我を見る 」 パーリ仏典 「 我を知る者は 法を知る 法を知る者は 我を見る 」 「 縁起 」 とは 「 法 」 です >> ほとんどの仏教者が間違えるのは、原始仏典を大乗仏教の思想によって解釈するからです。 あ…

仏教についてのひとりごと 73

あなたの言う縁起というのは仏教の定説ですね。つまり、龍樹が作り上げたものです。 縁起⇒相依性⇒あらゆるものとの関連によって成り立つ⇒それ自体の実体がない(無自性)⇒空 という式を龍樹が勝手に作り上げたのです。 仏陀が説いた縁起とは十二縁起(十一・…

仏教についてのひとりごと 72

反芻するのも思考ですよね。 思考がなければ十二縁起の反芻はできません。 原始仏典では、『縁起を順逆に考察された』とあります。 仏陀が言う縁起と、龍樹以降の観念である縁起とは全く違います。 仏陀の言う縁起とは、苦の縁って起こる原因のことです。 龍…

仏教についてのひとりごと 71

宮元啓一氏の投稿が興味深かったのは仏陀の瞑想は、無思考型の瞑想ではなく徹底思考型の瞑想であったということを再確認できたからです。 仏陀はアーラーラ・カーラーマやウッダカ・ラーマプッタの瞑想を修行しましたが完成すると『解脱ではない』として離れ…

仏教についてのひとりごと 70

宮元啓一氏は著作の中で『玉城康四郎博士は、最晩年、「私の仏教理解は間違っていた」と周囲の人にもらしていたそうだ。』と書かれていました。 そこで、私は今月、玉城康四郎博士の『ダンマの顕現』を読んでみました。 玉城康四郎博士に関しては華厳経の著…