応無所住 而生其心

数ある仏教語の中で、最も好きなのは何だろうかとふと思いました。

好きな言葉はいろいろありますが、最も好きなのは『応無所住 而生其心』かもしれません。

これは、金剛般若経の言葉です。

大乗経典ですが、仏陀の悟りを簡潔、そして、直接的にズバリと言い表した言葉として素晴らしいものがあります。

 

『まさに住するところなく、その心を生ずべし』

 

『住するところ』とはどこでしょうか。

仏陀の理法によれば、それは、『身 受 心 法』です。

 

この言葉を聞いただけで、六祖は悟りました。

この言葉は、極めて深甚です。