仏陀の出家に関して

 たき (114.170.251.248)  
詳しくありがとうございます!
本が出版された暁には、是非読みたいと思っていますがブログ内で直接的に本の題名を書く予定はありますか?
過去の記事を読ませてもらってるのですが、恐らく過去に不善の思惟、善の思惟について書かれた文をうろ覚えかつ別の何かと混合してそう書いてあったと誤解してしまっていたのだと思います!申し訳ありません。
 
>仏陀自体、国王である父親の切なる求めに逆らって、すべての責任を放棄して、すべてを捨てたではないですか。
>妻も子も捨てたではないですか。
このことについても質問があるのですが、当時の価値観においても妻子ある家庭を捨てて出家することはよくあることだったのですか?
また仏典においてこのことについて仏陀が触れていることはあるのでしょうか?
 
 

おはようございます。

妻を捨てて出家した人に、ヤージュニャヴァルキヤがいます。

この人はバラモンでしたから、バラモンの出家であり、沙門ではありませんでした。

たぶん、妻を捨てて出家したという記述が残る最古の事例だと思います。

ただ、その後も、それほどは一般的なことではなかったと思います。

バラモンは祭祀や農業や何かの職に就くことが一般的ですから、出家という生き方はメジャーではなかったでしょう。

ヤージュニャヴァルキヤなど先駆的な人たちにより、ヴェーダ文化も、それまでの祭祀の道ではなく、知識の道によって真理に達するというものに変わっていきました。

祭祀なくして真理に達するのであれば、祭祀階級のバラモンでなくても真理に達することができるとなりますから、ここで自由思想家たちを生むことになりました。

自由思想家の一人が仏陀です。

これにより、バラモン階級以外の人たちが次々と真理を求めて出家していきました。沙門です。

仏陀の出現以後は、妻子を捨てて出家する人が続出しました。

あまりにも多くの人たちが仏陀を慕って家庭を捨ててしまうので、仏陀は社会的に非難されることもよくありました。

原始仏典には、家庭を捨てて出家した弟子たちのことが書いてあります。

 

 

 

>>本が出版された暁には、是非読みたいと思っていますがブログ内で直接的に本の題名を書く予定はありますか?

 

本の題名をこのブログで書くかどうかは未定です。

6月出版の契約ですが、もう少し早くならないものか、いま、交渉中です。

時期を早める場合、私の方もかなり急いで作業を進めなければいけないようで、大変になりそうですが、2冊目もありますから、可能であれば、4月か5月に出版できるようにしていきたいとおもいます。

出版した後、本を読まれた方から本の内容について質問があった場合、このブログで質問の受け答えをしていこうと思っています。

2冊目は、法華経について書きますが、それは、直に原稿用紙に書くので、このブログで触れることはないでしょう。