八正道は正定で終わりではなかった

中部経典『大四十経』を読んでいたら、すごいことが書いてありました。

次の言葉です。

 

正見の者には正思惟が生じます。

正思惟の者には正語が生じます。

正語の者には正業が生じます。

正業の者には正命が生じます。

正命の者には正精進が生じます。

正精進の者には正念が生じます。

正念の者には正定が生じます。

正定の者には正智が生じます。

正智の者には正解脱が生じます。

このように、

八の部分をそなえた者は有学の実践者となり

十の部分をそなえた者は阿羅漢になります。

 

 

正智を慧とすれば、

五根・五力の

信⇒精進⇒念⇒定⇒慧

と重なります。

 

八正道が正定で終わっているのが、不思議に思っていたのですが、やはり、

正定⇒  慧=正智 ⇒解脱 

のようです。