中部経典『小心材喩経』

中部経典の第30は、『小心材喩経』です。

 

この経典は、第29の『大心材喩経』と同じ喩えです。

 

ただ、違うのは、『大心材喩経』では、心材とは不動の心の解脱を指しましたが、この『小心材喩経』では、

第一禅

第二禅

第三禅

第四禅

空無辺処定

識無辺処定

無所有処定

非想非非想処定

想受滅

慧によって見てもろもろの煩悩を滅尽

 

このすべてを、智見より優れた『心材』だとしていることです。