定には、色界定と無色界定があります。
色界定=四禅定
【初禅】 諸欲を離れ、諸不善法を離れ、尋あり、伺あり、
離から生じた喜と楽とある初禅を具足して住す。
【第二禅】尋と伺とが止息し、内心が浄くなり、心が統一し
尋なく、伺なく
定から生じた喜と楽とある第二禅を具足して住す。
【第三禅】喜を捨離し、捨によって住し、念あり正知ありて、身の楽を受け
『捨あり念ありて楽住す』と諸聖者が説く第三禅を具足して住す。
【第四禅】楽と苦を断じ尽くし、すでに喜と憂を滅しているから、不苦不楽にして
捨によって念が清浄となった第四禅を具足して住す。
これがパーリ仏典による定型的な説明ですが、
他の説明では、
尋・伺・喜・楽・一境性の5つ(五禅支)をなくしていくとされています。
つまり
【初禅】では、尋・伺・喜・楽・一境性の5つ全部があり
【第二禅】では、尋・伺がなくなり、喜・楽・一境性の3つがあり
【第三禅】では、喜がなくなり、楽・一境性の2つだけになり
【第四禅】では、楽がなくなり、一境性だけになります。