仏陀は在家でも解脱できると説く

大乗仏教側は、歴史上の仏陀に関して極めて無知なために、様々な勝手なイメージを固く持っています。

原始仏教(年配者には小乗と呼ぶ人がいますが)は、出家でないと解脱できない教えだというのもその一つです。

 

しかし、原始経典には、在家者は解脱できないと説かれることの方が稀です。在家者でも解脱・涅槃に到達できるというのが原始仏教の基本的な立場です。

(原始仏典 中部経典Ⅱ 註より)

 

実際、四念処は涅槃に至る一乗道と仏陀は言いました。

在家も出家も関係なく、涅槃に至る道としたのです。