まだ読んでいる途中であります。
力強い文章。
今までブログ記事で読ませていただいた内容が整理されてまとめられていて、とても有難いです!
今日読んだところで一番印象に残ったのは、 「形成されたものが苦であると知らないという無明に縁って、形成しようとする衝動が起きたこと(行)」 逆にいえば、形成されたものが苦であると如実に知ることができれば、「行」を滅することができ、もはや五蘊を集起させることはない――となりますね。
「自分で探求せよ」と叱られてしまいそうですが、この本は私の仏教理解の軸になってしまいそう。
そして今後の人生の導きの書にもなりそうです。
ありがとうございます。
ひださん、ありがとうございます!
わかっていただける方がいて、とてもうれしいです。
この本に書きました『形成されたものが苦であると知らないという無明に縁って、形成しようとする衝動が起きたこと(行)』は、十二縁起の肝であり、仏教の肝です。
とてもおこがましいことですが、私は今まで読んだ仏教解説書で心から納得できる本は1冊もありませんでした。
いつも漠然と『歴史上の仏陀はこんなことを言おうとしてたんじゃない!』と強く思っていました。
特に十二縁起の解説など、『本当に、この人は、十二縁起を瞑想しようとして書いたのだろうか』というような内容ばかりでした。
私の解釈は、これまでの仏教常識からはかけ離れているため、たぶん私が生きているうちには、読んでくれる人もいないと思っていました。
しかし、『仏教理解の軸』『今後の人生の導きの書』まで言ってくださる人がおられるので、書籍という形にして本当によかったと心から思えます。
おっしゃるように、『形成されたものが苦であると知らないという無明に縁って、形成しようとする衝動が起きたこと(行)』だからこそ、無明が滅すれば行が滅するのです。
ここは極めて重要です。
行=sankhara の原初的なニュアンスから解き明かさなければ、十二縁起は絶対に解き明かせませんでした。
わかっていただける方がおられると勇気が出ます。
ありがとうございます。