仏教についてのひとりごと 84

うーん、残念ながら仏教は選択肢として難しいでしょう。

第一、仏教徒でさえ、『これが仏教だ』というのがバラバラですから。

聖典も、コーランや聖書といった共通のものがないですよね。

法華経や般若心経、大日経、大無量寿経、スッタニパータ、バラバラです。

聖書やコーランという共通のものがあるのは(当然のことなのですが)うらやましいところです。

 

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中村元は、『最初期の仏教は信仰を説かなかった』『仏陀は信仰を説かなかった』と言っています。
また、『原始仏典でも遅い層になってはじめて『信仰』という言葉が出てくるが、それも仏陀が説いた教えに対する『信頼』という意味である』と言っています。

つまり、想像上の仏を信仰する、というのは原始仏教にはない、ということです。

 

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五逆謗法も摂取不捨というのは
和合僧を破っても摂取不捨ということですよ。

提婆達多のような教団を分裂させても摂取不捨なのです。

なのに、なぜ、現実には、息子を切り捨てたのでしょうか?
そんな悪人こそ親鸞の教えで救って上げなくてはいけないでしょう?

 

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じゃ、なぜ、息子を切り捨てたのですか?

回心させればいいでしょう?

 

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仏陀に逆らって仏陀を傷つけた提婆達多も摂取不捨ですよ?
それが親鸞の教えでしょう?

 

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難しいから切り捨てるのでは
五逆も謗法も摂取不捨が泣きますよ。

口だけ簡単に言っても、現実は難しくて、摂取不捨といかないのですね?

 

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つまり、こういうことです。

どんな悪人も救われるとはいいながら、現実には条件があって
切り捨てられる人もいるということですね?

それに息子をきちんと説得してないのではないですか。
噂を聞いて、義絶の手紙を書いたのではなかったかな?
ちゃんと会って、一定期間説得したのですか?
してないでしょう?

 

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息子がとんでもない奴だったのはそうだけど
そもそも親鸞の教えは、そういう悪人中の悪人を救うためのもの。

だけど、現実は、教祖の息子でさえ、切り捨ててる。

いくら言葉で、すべての人が救われる教え、と言ったところで
教祖の息子でさえ、そうなってなく切り捨てられた。

すべてが救われるというのは口で言うのは簡単だけど
教祖でさえそうなってない。

 

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そのような悪人中の悪人をも見捨てないのが
法然の教えであり、その法然の教えを引き継いだのが親鸞ではないのですか?

どのような悪をしても、その人を法然は見捨てることはありませんでした。

なぜ、親鸞は、時間をかけて説得もせずに自分の息子を切り捨てたのですか?

法然は、戒律を破って肉食妻帯した親鸞を受け入れたではないですか?
五逆謗法も救われるとあれほど言っていた親鸞
すぐ息子を切り捨てたのは何故なのでしょうか?

 

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大乗仏教での提婆達多の捉え方をご存じでしょう?
提婆達多は史上最悪の大悪人とされています。
釈尊の教団を分裂させたどころか、釈尊を殺そうとしたとされているのですよ。

それが五逆の和合僧を破る、です。
無量寿経には、五逆は除く、とありましたが
親鸞は、五逆であっても、弥陀の本願を妨げず救われると説きました。

釈尊を殺そうとした罪でさえ許されるのに
親鸞の息子はそれ以上のことをしたのでしょうか?

 

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日蓮はあれほど念仏無間と言って法然を攻撃しましたが
親鸞については一言も触れていません。
親鸞の在世中、親鸞はほとんど知られていない存在でした。
ですから、記録もほとんどなく、実在かどうかまで疑われるほどでした。
親鸞の扱いは法然の数ある弟子の中の一人にしか過ぎませんでした。

しかし、親鸞法然の教えをもっともっと極端にしていきました。
煩悩がないのは弥陀の本願に漏れるのではないかと不安になると言ってるくらい
徹底的した教えにしてしまった人です。

どんな悪も包容する教えとしました。
言葉だけは!
しかし、実際の行動はそうでなかったことに私はニセモノ性を感じています。

 

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確かに、親鸞の凄いところは
自分の心の醜さを徹底的に凝視したことです。

それができなければ、親鸞の教えは毒水になってしまう。
天台本覚思想と同じです。

しかし、micは、自分の心を一切見ることなく
自力無効と言っている。
現実生活は悪い方に行くしかないように思えます。

 

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残念ながら、原始仏典いう『信仰』とは
阿弥陀仏を信仰することではなく、釈尊の説かれた教えに対する信頼ということ。

 

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micも株やってたのですか?

それなら、大損してますね。
勝てるわけがない。

株の掲示板でも、アラシをする人は全員負けていました。
引き寄せの法則なのですよ。
罵詈雑言ばかりする人は、自分の言葉を受け取ることになるのです。

 

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何をしていた人なのですか?

お寺の息子に生まれて、これほど親鸞の教えを説こうとしていながら
寺の住職にもなれず、出家もせず、ぶらぶらしているのは何故なのですか?

 

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原始仏典には阿弥陀仏は出てきません。
また、なにかの仏を信仰することも出てきません。
それは仏陀の直説とは相容れません。

本来、仏教は、握りこぶしに石が入っているとして
石が入っていることを信じる教えではありません。
手の中に石があることを見る教えです。

 

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しまとりさん、面白いですね。

『放蕩息子さんです。落ちこぼれ。』

受けてしまいました。

お姉さんがご住職なのですか?
それともお姉さんの旦那さんがご住職となられたのですか?

 

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そうですか。
しまとりさん、ありがとうございます。

よくわかりました。
やはり、相当大きな鬱憤を抱えている人のようです。

これからは、優しくしてあげようと思います。

 

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ありがとうございます。テルゼという人とイマジンという人はそういう人だったのですね。
みちおさんの投稿に頻繁に出てくるので、どんな考えを持った人か気になりました。

歴史上の仏陀が本当は何を言いたかったのか、をテーマとして研究してきました。
日本はもともと大乗仏教一辺倒ですので、私も大乗仏教に長く親しんできましたが
歴史上の仏陀の真意を知るには、歴史上の堆積物を全部取り除いて直に見るしかありません。
それで、今までの仏教解釈の全否定へと進みましたが
ある程度見えてきましたし、大乗仏教は部派仏教=アビダンマ仏教が煩瑣な哲学に没頭して失った仏陀の真意の復興運動だということも見えてきました。
今までの仏教の全否定から、仏陀の真意から捉え直す全肯定へとやっと進めそうです。

それとともに、自分独自の解釈で、四諦八正道十二縁起を瞑想して、どうなるかを見ます。

みちおさんがなぜあれほどの荒らしを続けるのかもよくわかりました。

 

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仏陀は、哲学や形而上学や教義を作り上げる気は全くなく
ひたすら、苦の滅を目指したのです。
哲学や形而上学は戯論に過ぎず決して苦の滅の涅槃には赴かないからです。
しかし、部派仏教や龍樹は、哲学としてしまった。
仏陀が涅槃へ至る筏として残した四諦十二縁起は誰も見向きもしなくなり
捨てられてしまいました。
筏がなければどこにも行き着かないのです。
筏の代わりに教義が重要視されたのです。


『これあるに縁りてかれが生じ これが滅するに縁ってかれが滅する』という縁起の方程式は
仏陀は苦の滅のために使いました。
これを使って龍樹は、あらゆるものは相依性関連性で成り立っているので無自性で実体がなく空だという哲学を作り上げました。

その後、縁起の法といえば、その解釈となってしまいました。
玉城氏が感動した、仏陀成道の時の3つの偈も、玉城氏は龍樹の縁起観で解釈したため、最も根本的なところで間違えてしまいました。

 

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形成されたものは一切空だというのはそうだと思います。

仏陀も『世界を空なりと観ぜよ』と言っています。

しかし、仏陀は、『生じるものは必ず滅する、泡のようなものだ。堅固なものなどどこにもない。』という意味で空と言いました。
生じたものは必ず滅するから空、でいいのではないでしょうか。

 

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解脱などしてないですよ。
大乗仏教には筏がないので、どこにも行き着かないのですよ。
坐禅や念仏や読経をしてまた龍樹の空の理論を思うことによって、
いい気分になることはできます。
悟った気分、救われた気分、空になった気分になることは誰でもあるでしょう。
それでも私は何も変わらなかったですよ。
卑小な自我のままです。
そしてみんなそうなのです。
何一つ変わらない。

だから仏陀の筏を探しています。
そしてその解釈をようやく見つけたので、これからどう変わるかを見るところです。

ところで、あなたは念仏で救われた気分になったと思いますが
それ以降、自分の中の自我が少しでも変わりましたか?
また現実生活によい変化はありましたか?

 

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何度言ってもわからないようですね。
原始仏教に言う『信仰』は、理法に対する信頼の意味で使われています。

想像上の仏を信仰する、という意味で使われたことは一度もありません。
どこかにありますか?

 

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仏法僧とは、
仏は釈尊のこと。
法は釈尊が説いた理法のこと。
僧とは僧侶という意味ではなく、釈尊がつくったサンガのことですよ。

 

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