2021-04-27から1日間の記事一覧

中部経典『小愛尽経』

中部経典の第37は、『小愛尽経』です。 愛尽とは、渇愛の滅尽のことです。 同じ問答が3回繰り返し出てきます。 それは、神々の主サッカ(帝釈天)が仏陀に質問し仏陀が答えた問答を、マハーモッガッラーナ尊者がサッカに聞きに行くのと、マハーモッガッラ…

中部経典『大サッチャカ経』

中部経典の第36は、『大サッチャカ経』です。 この経典には、仏陀が出家してから行なった苦行の数々が詳細に語られています。 これ以上はないほどの、苛酷な修行に打ち込みますが、最勝の智見を得ることができませんでした。 そこで苦行を止め 四禅⇒三明⇒…

『自洲法洲』の本当の意味

大般涅槃経の有名な言葉『自らを島とし、法を島とせよ』は、 自洲法洲とも、自燈明法燈明とも、自帰依法帰依とも言われますが、その本当の意味は何でしょうか。 大般涅槃経では、仏陀は、 『この世で自らを島とし、自らをたよりとして、他人をたよりとせず、…