2018-11-24から1日間の記事一覧

仏教についてのひとりごと 136

<<前に、徹底的な思考型瞑想してるっておっしゃってたと記憶してるのですが、どのような感じで瞑想されるのかお聞きしてもいいですか?例えば七覚支なら、各項目はどのようなことについて述べてるのかを、具体的に考えながら、自分に現象を起せるなら起こ…

仏教についてのひとりごと 135

<<無我だ、無我だ、というのが好きな人は多いけれど、それは「この私」も、実体のない、儚いものと言っているわけで、自分を自ら、泡沫とか幻としてしまうのは、残念な感じもしませんか?>> <<なんなら、特攻隊で若い命が多く失われようと、そんなの幻…

仏教についてのひとりごと 134

<<四念処が「仏教の初歩」と紹介されていたそうで>> 四念処は、相応部経典などでも、涅槃に至る一乗道とまで言われています。また、大般涅槃経や相応部経典『念処相応』の何ヶ所かでも、四念処が自帰依法帰依(自燈明法燈明)の内容と書かれています。 …

仏教についてのひとりごと 133

相応部経典第2集因縁篇 第7篇 ラーフラの集成 第1節 眼 『ラーフラよ、あなたはこれをどう思うか。眼は常住であるか、無常であるか。』 『師よ、無常です。』 『では、無常であるものは苦であるか、楽であるか。』 『師よ、苦です。』 『では、無常であり…

仏教についてのひとりごと 132

仏陀が説いたことは非常に明快です。 人間は五蘊を我と思い、迷いの自我観念、行為の中心者、を形成している。 死んだ後は、善なる行為をしたものは天界に行き悪い行為ばかりしたものは地獄などの悪い境涯に行く。また、再びこの世に戻ってくる。(輪廻転生…

仏教についてのひとりごと 131

あくまでも、私が勝手に考えていることですが、 仏教が成立した最初期から仏教は仏陀の真意とは違う方向に行ってしまったと考えています。 仏陀は、正しいもの、善なるものを求めて修行し目覚めたのであって決して仏教なるものをつくろうとか、自分が説いた…

仏教についてのひとりごと 130

これらの解釈が全くの間違いであることは、前に指摘しましたよね。あなたは何も答えることができませんでしたよね。これはたしか竹村とかいう学者か誰かの本のコピペですよね? 学者の本をコピペばかりしてないで自分の頭で徹底的に考え、自分で探求しようと…

仏教についてのひとりごと 129

仏教の根本教理と見なされ最も重要視されている【空】ですが、 歴史上の仏陀はあまり説いていません。 最古層の仏典『スッタニパータ』で【空】が説かれているのは【つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ。そうすれば…

仏教についてのひとりごと 128

掲示板から離れたい理由の一つは、ある人へのレスにいろいろな人が横から割り込んできて一つの言葉だけを捉えて質問してくるので、時間がいくらあっても足らなくなってくることです。 話には相手とのやり取りの流れがあってその言葉を使っているのですから前…

仏教についてのひとりごと 127

<<『十二支縁起説』は、最も整備された形のもので、おそらく後代における経典編纂の過程の中で、徐々に現在のような形になったものだと思われます。これに関してはいかがですか?>> 私は、宮元啓一氏が書いているように、成道時には無明を始めとする十二…

仏教についてのひとりごと 126

<<自我に実体は有るのだろうか?>> 自我に実体などありません。 『私』とは、五官の経験の記憶の束であり、思考や観念を寄せ集めたものにしか過ぎず それを『私』という中心だと思っているだけです。 ただ、その思い込みは極めて強固なもので、その中心…

仏教についてのひとりごと 125

<<仏教で言われている「悟り」と、菩薩の「悟り」とは同じ意味なのでしょうか?>> 菩薩とは、本来は、悟るため、仏になるために努力している修行者を意味しています。 古くは、修行の身であった前世の仏陀のことを菩薩と呼んだりしています。 悟るために…

仏教についてのひとりごと 124

<<「仏法の本義」って「ひと組ずつ」でしょう。最澄と徳一も“ひと組ずつ”です。それを勝ち負けの論争すると、神に成り下がり仏道から落ちる。論争したのがまずかった。>> あなたが拠り所にする龍樹なんかは、さかんに説一切有部などと論争に明け暮れまし…

仏教についてのひとりごと 123

<<無常と常住の対立和合したところの常。(断常中道)苦と楽の対立を和合したところの楽。(苦楽中道)我と無我の対立を和合したところの我。(有無中道)浄と不浄の対立を和合したところの浄。(浄穢中道)>> 仏陀はこう言っています。 『現れている以…

仏教についてのひとりごと 122

「ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ」がなぜ不可能なのですか?たぶん、宮沢賢治はデクノボーとか役立たずとか言われていたことはあると思いますよ。 学校の先生を辞めてから農業指導の道を選びますが、しかし、1年ちょっとしか続き…

仏教についてのひとりごと 121

<<そして、仏教と言いながら、やれ漢訳はおかしい。中村元訳はおかしい。英訳したパーリー語訳こそが正しいというのは、経典の物神化(偶像崇拝)であり、「自覚の宗教」である仏教とは対極するものである。>> わけわからないことを言い出しましたね。 …

仏教についてのひとりごと 120

Yahoo掲示板は、株式版以降、どんな投稿に対しても真摯に返信することを心掛けてきましたが それに縛られていると時間がいくらあっても足りなくなり そもそものライフワークが遅々として進まないことになってしまいました。 真摯でない迷惑投稿に対しても返…

仏教についてのひとりごと 119

<<四念処観を調べたところ、身念処(身念住) - 身体の不浄を観ずる(不浄観) 受念処(受念住) - 一切の受は苦であると観ずる(一切皆苦)心念処(心念住) - 心の無常を観ずる(諸行無常)法念処(法念住) - 法の無我(いかなる事象も自分に非ず)を観…

仏教についてのひとりごと 118

<<釈尊の最後の言葉を紀野一義先生は、「比丘らよ、汝らに告げよう。こころ(サンカーラ・行)は移ろい易きものである。見落とすことなくその中に居よ」と訳しましたが、私はそれに賛同しています。>> さて、問題の仏陀最後の言葉はvayadhammā saṅkhārā …

仏教についてのひとりごと 117

<<仏教は最悪の教えだと解りました。>> いいんじゃないでしょうか。 『仏教』という統一されたものも、現状、ないですよね。 浄土教、禅、法華系、真言密教、上座部仏教、どれを見ても仏教すべてに共通する点など何もないですね。 信じる経典もバラバラ…

仏教についてのひとりごと 116

あなたの引用する田上太秀の『涅槃経を読む』では、他にもこうあります。 『そこで経典は、仏性についてその特質を7つ挙げている。』 『1、常住であること(限りなく、いつもあること)』 『3、実在であること(事実として存在していること)』 あれ?あ…

仏教についてのひとりごと 115

<<そこでも満足できなかった釈尊は、そこで“師を離れ”ネーランジャ河のほとりにある森に入って、ひとり修行を深め、そこで「明けの明星」に出遭ったという。後に仏弟子たちはそれを「想滅定」と命名する>> あなたが書いている仏陀の記述は嘘ですので、仏…

仏教についてのひとりごと 114

<<ヒンズー教には、ヒンズー教の特色という個性がある。キリスト教には、キリスト教の特色という個性がある。イスラム教には、イスラム教の特色という個性がある。それぞれの個性を尊重しながら、互いに習い合わせ、自らを深めて行く。>> あなたは『自分…

仏教についてのひとりごと 113

<<自分の思いどおりにしたい、という欲です。>> それをエゴと呼ぶのであれば、私はエゴをなくしたいとは思いません。むしろ、自分の思い描く、思い通りの現象が現れなくては本当ではないとまで思っています。ですから、このカテゴリーで投稿されている人…

仏教についてのひとりごと 112

<<以下↓に関しては特に異論反論はなかったと言うことで良いですネ^^>> 私は、仏陀が言ったことで外せないのは『苦』の真理だと思っています。 あなたが仏陀で外せないと思っているのが<<(1)人は平等である>> <<(2)輪廻に拘ってはいけない>> <<…

仏教についてのひとりごと 111

<<『法華経』というは文学作品です。それが創作であると思っていたのですが、それは浅はかであったと、経典制作者の仏弟子たちに懺悔しています。今では、『法華経』は、仏弟子たちの深い禅定体験の中で聞いた釈尊の言葉を経典としてまとめたと思っていま…