2018-11-11から1日間の記事一覧

仏教についてのひとりごと 39

どうもあなたは論理的な思考ができないようですね。 大乗仏典の歴史上の事実を指摘されると、逆切れしてしまうのです。あなたは、自分の心を直視した方がいい。 何か言われて言葉遣いが乱暴になるのは、とらわれが強いからです。あなたは、自分の心を釈迦の…

仏教についてのひとりごと 38

もうすでに答えていますが? 『つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界が空なりと観ぜよ。そうすれば死を乗り越えることができるであろう。このように世界を観ずる人を、<死の王>は、見ることがない。』 この文言はその通りで、それに…

仏教についてのひとりごと 37

大乗仏典はすべて仏陀の死後数百年経ってから、次々と創作されたものですが原始仏典がすべて古層ではなく、かなり後世になってからのものも多いのです。 最古層のスッタニパータの中でさえ、最古層のものとそうでないものがあります。 そして、このように変…

仏教についてのひとりごと 36

仏教といわれているものと、仏陀が本当に説いたことは、全く違います。 仏教は信仰の大切さを説きますが仏陀は『信仰を捨てよ』と説きます。 信仰というのは、執着の中でも最も強い執着であるからです。 世界で宗教によって起こっているテロを見ればわかりま…

仏教についてのひとりごと 35

『わたしのさとったこの真理は深遠で、見がたく、難解であり、しずまり、絶妙であり、思考の域を超え、微妙であり、賢者のみよく知るところである。ところがこの世の人々は、執著のこだわりを楽しみ、執著のこだわりに耽り、執著のこだわりを嬉しがっている…

仏教についてのひとりごと 34

人類が仏陀の真意を理解できなかったのは人類の誰も『生まれ変わりたくない』と思ってないからです。インドから中国に仏教が伝播されたときに、中国人が惹かれたのは輪廻転生の思想だったというのを読んだことがあります。この人生が終わってもまた生まれ変…

仏教についてのひとりごと 33

わかりやすい文章を発見したので引用します。 ⇓⇓ そもそも、世界の宗教や思想の大部分は、検証不能なる様々な神学的・形而上学的及び哲学的見解を土台にして打ち立てられているが、打ち立てられる土台がないものには、それが有っても無くても、そこには依り…

仏教についてのひとりごと 32

それでは、受(感受作用)の中で、嗅覚を考えてみますと自然の花の香がしているところも、無臭のところも、ヘドロのような悪臭がしているところもあります。あなたが、金木犀の香りが好きで快適に感じるとします。 金木犀の香りが気持ちいいのは、ヘドロの強…

仏教についてのひとりごと 31

<<苦、と訳されてる原語『dukkha』の成り立ちが、『du(価値がない、賤しい、評価に値しないという意味の前置詞)+kha(からっぽ)』から成り立っていると解説されている方がいるという話をしています。>> 日本テーラワーダ協会のスマナサーラですね。 …

仏教についてのひとりごと 30

pipitさん こんばんは。 dukkhaは、まさしく、『苦』という意味です。パーリ語辞典でも『苦なる』『痛苦なる』とあり、一部の人が言っているような『空しい』『空虚』『無価値』などという意味はありません。 なぜdukkhaを『苦』という意味でないと言い出す…

仏教についてのひとりごと 29

『その無常であり人にとって苦であるものは、無我である』とはどういうことでしょうか。 その前の、『無常であるものは、人にとって苦』は本当にそうですか? 例えば、あなたをひどくいじめている人がいたとします。 常に嫌がらせをして、あなたはとても苦痛…

仏教についてのひとりごと 28

人間は、執着を喜び、執着を楽しみ、執着に歓喜しています。そして、様々な執着の対象の中で、思い通りにならなかったりなくしてしまったりしたときに初めて強い苦痛を感じるのです。そして、その苦痛を取り除こうとして、その執着をなくそうとします。 しか…

仏教についてのひとりごと 27

私も空海は好きですよ。 日本史上最高の天才でしょうね。 空海以上の天才は日本には現れていませんね。 空海と日蓮は、仏法でこの世を本気で変えようとしました。 空海はこの世を密厳浄土に、日蓮はこの世を仏国土にしようとしましたね。 言葉は違いますが同…

仏教についてのひとりごと 26

その通りです。 大乗仏教は、四諦の法を小乗の法、声聞の修行法として、軽視または無視してきました。 上座部仏教は上座部仏教で、四諦十二縁起を解読し瞑想することはしませんでした。 五十歩百歩ですね。 ~~~~~ そうですね。 大乗仏教も上座部仏教も…

仏教についてのひとりごと 25

私は、人間は宗教や宗派に属するべきではない、と思っています。 従属した途端に、束縛され精神の自由が奪われてしまうからです。 世界を見回しても、宗派は対立し、喧嘩し、戦争し、テロを起こしています。 また、宗派に属すと本当の価値はわからなくなる。…

仏教についてのひとりごと 24

仏陀について、一つだけ確かなことは、非常に感受性が鋭い人だったということです。それは常人を遙かに超えていたと思います。 仏典最古層のスッタニパータの中でも、さらに最古層の部分があり、それにはこうあります。 『水の少ないところにいる魚のように…

仏教についてのひとりごと 23

そうなんですよね。 『子供が砂遊びで塔を作っても、仏道を成就する』というように、極めて簡単に悟れるように書いていますね。 『法華経の一句でも受持すれば、その人は大菩薩だ』というようなこともあります。 後世になればなるほど、どんどん簡単になって…

仏教についてのひとりごと 22

>>羅什の訳した妙法蓮華経の梵法華経は見つかっていないようです 法華経のサンスクリット語原典は存在しています。もし、羅什がサンスクリット原典から直接翻訳していないのでしたら原典と大きく違うこともあるということですね。 >>スリランカに伝わる小乗…

仏教についてのひとりごと 21

ハトさん、おはようございます。 日本は大乗仏教の国で、その主流は聖徳太子の時代から法華経でしたね。 私も大乗仏教には親しんできましたし、今でも法華経や般若心経など大乗仏典を唱えていますよ。 日蓮の、小さい時からの疑問はこうでした。 日本は仏教…

仏教についてのひとりごと 20

>>「なんで娑婆世界が泥沼なのか?この世は辛いことも楽しいこともある、その人の生き方次第。泥沼ではない」と思っている人の方が多い。>> そうなんですよね。 仏陀のいう『苦』が人類にはどうしても理解できなかったと思います。 正確に言うなら『形成…